仲間たちの住まいの場ができました

グループホームが開所される

【今回の記事は、パソ工房所属の仲間・ペンネーム:混むがお伝えします】令和4年10月より建設がすすめられていた共同生活援助事業所わらしべの家が落成し、4月3日開所になりました。

 グループホームは、わらしべの家第1作業所と向かい合うように南向きに建てられた平屋建ての建物です。各自個室があり、食堂、お風呂などは共同スペースとなっています。平日は朝からわらしべの家に通所後お仕事したり、定期通院してからもわらしべの家でお仕事ができます。

わらしべの里のグループホーム、これからの繁栄祈る

 グループホームの雰囲気としては、1つの住居に複数人が共同で暮らすシェアハウスのよう。家庭的な雰囲気を大切にし運営しています。入居する6名の仲間たちは、手作りの温かい食事と世話人の優しさの中で、家庭を離れ、自立した生活を送ることができています。

開所式に掲げられた看板
みなさん笑顔満開

共同生活援助事業所わらしべの家

 入居された仲間に話を聞くと「よく眠れた。生活も楽しい」と声が弾んでいました。「わらしべの家が大好き。作業をもっとやりたい」と熱心なわらしべ歴39年の仲間も入居されて、夕食前にYouTubeで「太陽にほえろ」、「西部警察」の関連動画などを見てリフレッシュされているそうです。

ご尽力いただいた方々に感謝いたします

 ここからは混むの主観的な目線になりますが、ある年の冬、わらしべの里の北側に建っていた住居が解体撤去される場面に遭遇し、涙を浮かべながら「近所のおじいちゃん、おばあちゃん長い間わらしべの家を見守ってくださり、ありがとうございました。東日本大震災発生時、みんなが聞こえるような大きな音でラジオをつけてくださり、ありがとうございました」と思い、支援員さんに「取り壊すなら、そこをグループホームにしたら、仲間たちが1分で通所できるのに」と漠然と壮大な未来予想図を話していました。それから数年でわらしべの里がその土地を取得し、令和4年秋から、グループホームが建設されました。建設にあたり、ご尽力いただいた大橋理事長をはじめとするわらしべの里関係者の皆様、栃木市の皆様、設計事務所、建築事務所等関係各位の皆様、仲間たちのためにありがとうございました。