「お仕事楽しいよ」請け負い作業に取り組む仲間たち

【今回の記事は、パソ工房所属の仲間・ペンネーム:混むがお伝えします】どこかの工場のような建物で、ネジを袋に入れる作業をする姿。機械を使ってネジを締める作業をする姿。わらしべの家第2作業所で働く仲間たちです。感想を聞くとマスク越しに「お仕事楽しいよ」と教えてくれました。わらしべの家は現在、栃木市内、東京、関西地方に拠点を置く企業様より部品の組み立ての仕事を頂いて、20名前後の仲間が工業製品の組み立て・検査・梱包などの作業を行っています。請け負い事業の歴史は、わらしべの家が創設された昭和55年までさかのぼります。古着の選別作業、お線香の箱入れ、ボールペン組み立てなど時代とともに変化してきました。

あっという間にすぎる作業時間

生産活動に集中していると、あっという間にお昼の給食の時間になります。昼休みにおしゃべりやタブレットなどでリフレッシュ。午後の生産活動の時間も集中しているとあっという間に夕方です。仲間たちは、その時間帯をかけがえのない時間ととらえています。その時間の中で、部品がどんな製品に使われるのか思いを馳せながら、仲間・支援員がともに協力し合い、正確に仕上げるよう心掛けているそうです。

金坂施設長は『請け負い事業では、数量の多い工業製品を取り扱うことが多く、組み立てや検査など同じ作業の繰り返しが得意な方に向いています。初めての作業や工程では、職員が丁寧に説明し「一緒にやってみる」「職員がそばで確認しながら一人でやってみる」「一人でゆっくりやってみる」という、スモールステップを繰り返すことで、安心して作業に取り組んでいただけます』と話します。

第2作業所の全員で一丸となって取り組んだ製品をお客様へ納品をするたびに「わらしべさんに頼んでよかった」と喜ばれているようです。

心をこめて、部品の組み立てをする仲間たち